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今からスタート!動画編集の副業を始めるための4ステップ

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動画編集の副業を始めるためには事前の準備や案件探しなど、さまざまな準備が必要です。副業としての動画編集を軌道に乗せるための4ステップを紹介します。

副業として動画編集を始めようと考えている人は年々増加しています。YouTubeの人気の上昇のほか、GoProやカメラの普及、スマホの高画質化によって映像作品や動画広告、YouTube用動画などを気軽に撮影できるようになりました。一方動画編集には編集者のセンスやスキルが問われるため、誰でも自分の納得できる動画編集をできるわけではありません。そのため、動画編集を外注するケースも多く、ニーズが高まっているのが現状です。この記事では副業として動画編集を始めるために、以下の2点を中心に解説します。

ポイント

  • 副業として動画編集を始めるための準備
  • 副業として動画編集を始めるための4ステップ

■副業として動画編集を始める準備をしよう

副業として動画編集を始めるなら、スムーズに動画編集を行えるような作業環境を整えましょう。

◎動画編集に適したパソコンを用意する

まずは動画編集に適したパソコンを用意しましょう。動画編集ソフトは作業量が増え、機能が多いほど動作が重くなり、パソコンに負担がかかります。副業とはいえ、場合によってはパソコンの買い替えや、メモリ増設など周辺機器の買い足しが必要になるかもしれません。動画編集に必要なパソコンのスペックや注目ポイントは以下のとおりです。

  • CPU:i5以上。ただし4Kなどの高解像度の動画を編集する場合i7以上が推奨。
  • メモリ:8GB以上。16GB以上あると快適に作業が可能。
  • GPU(グラフィックボード):有料の動画編集ソフトを使用する場合に必要。
  • SSD:読み込みや書き出しは速いが容量が小さい。編集中のファイルの保存に使用。
  • HDD:SSDより読み込みや書き出しが遅いが大容量。完成したファイルの保存に使用。
  • モニター:23インチ以上が推奨。編集する動画の解像度によりフルHD対応か4K対応が推奨。

動画制作を行う際には、PCに高い負荷がかかり、CPUが発熱し、ひどいと熱暴走を起こします。熱暴走状態になるとPCの寿命が短くなるほか、故障にもつながる恐れがあります。その点、デスクトップパソコンは拡張性が高く冷却効率が良いので、動画編集に向いています。また、ノートパソコンより安価で購入できるというメリットもあります。ただし、カフェやコワーキングスペースなどにパソコンを持ち込んで作業をすることが多い人は、ノートパソコンでも問題ありません。

◎動画編集ソフトを用意する

副業として動画編集を行う場合、どのような依頼にも対応できるような動画編集ソフトを用意しましょう。動画編集ソフトには有料・無料があり、有料のソフトの方が機能が多くサポートが充実しています。プロの動画編集者によく使われているソフトには以下のようなものがあります。

  • Adobe Premiere Pro:圧倒的な人気を誇り、汎用性が高いといわれるソフト。
  • Adobe After Effects:Premiere Proと合わせて使われるモーショングラフィックス作成ソフト。
  • Davinci Resolve:カラーグレーディングに定評のあるソフトで、無料版と有料版があり、有料版はハリウッドでも使用されている。無料版は有料版に比べて機能の制限があるが、機能が充実しており愛用者が多い。

■副業として動画編集を始めるためのステップ1:案件を探す

副業として動画編集を始めるためには、まず案件を探さなくてはいけません。アウトソーシングサイトやSNSを活用したり、知り合い経由で依頼を受けたりする方法があります。

◎クラウドワークスなどのアウトソーシングサイトに登録する

副業を始めたばかりでは、なかなか案件を受注することができません。コネも実績もない状態では案件を探すことも難しい状況です。そのため、CrowdWorksなどのアウトソーシングサイトに登録して案件を受注しましょう。主なアウトソーシングサイトには以下のものがあります。

  • CrowdWorks(クラウドワークス):370万人近い登録者を誇り、アウトソーシングサイトとしては日本最大級。初心者向けの案件も多い。
  • Lancers(ランサーズ):CrowdWorksと並ぶ大規模なアウトソーシングサイトで、110万人以上の登録者を誇る。
  • Craudia(クラウディア):上記2サイトと合わせて登録している人が多く、25万人が登録しているアウトソーシングサイト。
  • coconala(ココナラ):「スキル売買」を行っているサイトで、最近勢いが伸びている。登録者数は190万人を突破。

こういったアウトソーシングサイトでは単価が低めというデメリットがありますが、中には企業が発注している案件や継続案件を受注することもできます。

◎SNSなどで案件を探す

TwitterなどのSNSで動画編集者を募集している場合もあります。「動画編集者募集」といった単語で検索すれば、かなり多くの案件を見つけることができます。応募するときにはリプライツイートやコメント機能ではなく、DMを使ってやり取りを行いましょう。ただし、SNSの場合、アウトソーシングサイトで受けられるようなサポートがないため、依頼者とのトラブルがあっても、自己責任で解決する必要があります。

◎知り合い経由で動画編集を行う

最近はYouTubeにさまざまな動画を載せる人が増えているため、知り合い経由で案件を受注できるかもしれません。日頃から「副業で動画編集をしている」ということを周囲の人に伝えておくと良いでしょう。

◎業務委託を募集している企業を探す

動画編集を外部の人材に業務委託している企業もあります。企業のサイトに掲載されている求人募集だけでなく、「動画編集 業務委託 在宅」などで検索をするとさまざまな案件を見つけることができます。アウトソーシングサイトよりも求められるスキルが高い場合がありますので、募集要項をよく確認してから応募しましょう。

■副業としての動画編集を始めるためのステップ2:案件を受注する

案件を受注する際には、動画の種類や料金・納期などを確認する必要があります。

◎受注する動画の種類

受注する前に、自分が受注する動画の種類を決めておきましょう。動画には、大きく分けて以下の種類があります。

  • YouTubeの動画(ビジネス系)
  • YouTubeの動画(ロケ・エンタメ・バラエティ系)
  • ウェディングムービー
  • イベント(イベント中に流す動画・イベントの様子をまとめる動画など)
  • PR動画・ウェブ広告

◎料金を設定する

受注する際の料金を設定しましょう。副業として動画編集を始めたばかりでは、相場がわからないと思いますが、最初はアウトソーシングサイトの相場を参考にすると良いでしょう。実績とスキルが上がってきたところで徐々に料金を高く設定したり、料金の高い案件を受注したりすると、料金設定の感覚がつかみやすくなります。

  • アウトソーシングサイト:5〜10分程度の動画で1本1,000〜5,000円程度
  • ウェディングムービー:1本1万円〜
  • イベント動画:1本5万円〜
  • 企業のPR動画:1本10万円〜

1本単価で料金が決まる場合もあれば、時給制になる場合もあります。料金は以下のポイントによって変動します。

  • 素材動画の尺
  • 完成した動画の尺
  • ナレーションの有無
  • 特殊効果の有無
  • オリジナルのBGMの作曲・使用
  • アニメーションやCGの挿入
  • サムネイルの作成(YouTubeの場合)
  • 修正の有無(「◎回以上は有料」という場合もあり)

◎納期を設定する

案件を受注した場合の納期は余裕を持って設定しましょう。修正にかかる時間や修正回数も考えた上で、依頼者と話し合って納期を設定します。依頼者側の希望の納期に合わせるのが基本ですが、早めに納品できると印象がよくなります。納期は厳守することが原則であり、依頼者との信頼関係を構築するための必須条件となります。依頼者は動画が納期を守って納品されることを前提にさまざまなスケジュールを組んでいます。依頼された動画がプロジェクトの一部だった場合、納期に遅れるだけで依頼者だけでなく全ての関係者が影響を受け、場合によって大きな損害を生むこともあるのです。

◎企画案やラフ案を制作して方向性を合わせる

依頼者の持つ動画の完成イメージを共有できるように、案件を受注したときに企画案やラフ案を制作して方向性を合わせましょう。口頭で説明するだけという依頼者もいますが、アイデアやイメージを文面に書き出した上で依頼者に確認を取っておくと、依頼者の意向を正確に反映した編集を行うことができます。依頼者のイメージに近い編集ができれば、修正の回数や頻度も減り、完成度の高い動画を作ることができます。

■副業としての動画編集を始めるためのステップ3:実績を増やしポートフォリオを作る

動画編集の案件を継続的に受注するため、実績を増やすことが大切です。実績が増えてきたらポートフォリオを作り、受注につなげましょう。

◎スキルアップのために実績を増やす

多くの案件を受注することは、自身のスキルアップにつながります。依頼者からの要求は案件によって異なるため、受注する案件が増えるほど新しいスキルが身につき、動画編集ソフトの新しい機能を使えるようになります。また、これまで思いつかなかった編集のアイデアが浮かびやすくなるなど、幅広い発想ができるようになります。数多くの案件をこなすことで、編集のスピードも上がっていきます。

◎実績を増やしてポートフォリオを作成する

実績が増えたらポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオとは「自分がどのような動画を編集できるのか」という例を依頼者に示すための動画作品です。自分でポートフォリオ用の動画を制作するか、許可が得られればこれまで作った動画をサンプルとして使用することもできます。ポートフォリオを作成するときには以下の項目に注意しましょう。

  • 複数のジャンルにまたがる場合は、それぞれ別の動画を作成する
  • 基本的に自分で撮影した素材か、著作権フリーの動画素材を元にする
  • 自分が編集で使えるスキルをできる限りすべてまとめる
  • 過去に編集した動画を使用する場合は、必ず依頼者の許可を得る

◎ポートフォリオはプロフィールとセットで作成する

ポートフォリオを作成する際は、プロフィールも忘れずに作成しましょう。プロフィールは主に以下の項目を記載します。

  • 得意ジャンル
  • 使用している動画編集ソフト
  • 動画編集歴・本数

また、自身のTwitterやInstagram、LinkedInなどSNSアカウントを記載しておくのもよいでしょう。

◎ポートフォリオの作り方:YouTubeのプレイリストを使う

ポートフォリオ用の動画を作成した場合は、YouTubeで公開するのがおすすめです。複数のジャンルに渡る場合はジャンルごとにプレイリストを使用してまとめると見やすくなります。YouTubeチャンネルの概要欄にプロフィールを記載することも忘れずに行いましょう。YouTubeは動画のサムネイルを設定することもできるため、サムネイルにもこだわっておくと「サムネイル制作」のスキルも売りにすることができます。

◎ポートフォリオの作り方:サイトやブログを利用する

ポートフォリオをサイトやブログを利用してまとめる方法もあります。サイトを自作する人もいますが、ブログサービスやポートフォリオサイトを利用すれば手軽に動画やプロフィールを載せることができるので便利です。

■副業としての動画編集を始めるためのステップ4:リピート案件を獲得する

副業として動画編集の実績が増えてきたら、定期的に案件を受注できるようになってきます。その中でもリピート案件を獲得できるとさまざまなメリットがあります。

◎リピート案件の重要性

リピート案件は収入面を始めとした多くのメリットがあります。

  • 継続して受注できるため収入が安定する
  • 継続して編集を行えるため編集スピードが上がりスキルアップにもつながる
  • 依頼者の信頼を得られる
  • 別の案件を紹介してもらえる可能性が上がる

◎信頼度を上げる要因

リピート案件を受けるためには依頼者からの信頼を得ることが最も重要です。以下の要因をしっかりと守り、信頼度を上げましょう。

  • 納期を守る
  • 連絡を密に取る
  • 相手の意図をしっかりと汲み取る
  • 仕様書がある場合はしっかりと守る
  • 他の人の編集に似せない
  • 無理なことを「できる」と言わない

納期や連絡については社会人としての最低限のマナーです。また、企業案件の場合は仕様書や企画書があることが多いため、しっかりと守って編集を行いましょう。ロゴのフォントや効果を出すタイミングなど、細かな規定があることが多いです。

テレビ・CMや他の人の行った編集に似せると嫌がられる傾向があります。オリジナル色を出すのは大切ですが、まずは基本的な編集を堅実に行うことを目指しましょう。

◎自分の得意なジャンルを伸ばす

自分の得意なジャンルを見つけ、スキルや編集スピードを上げるとリピート案件の獲得につながります。ジャンルが分散してしまうと器用貧乏になりやすく、スキルが上がりにくくなってしまいます。初めのころは多くの案件を受注するためにさまざまなジャンルに手を広げていたとしても、徐々に得意分野を定めてスキルアップしていきましょう。

◎案件を受注し続けてさらにスキルアップを!

リピート案件ではなくても、案件を多く受注することでスキルは上がっていきます。逆に単発の案件を数回受けるだけでは編集のスキルは上がりません。自分の時間の許す限り、継続して案件を受注しましょう。

◎新しいスキルを身につけることも重要

動画編集では、自分ができることを堅実にやり続けることは非常に重要です。しかし現状のスキルに満足せず、新しいスキルを身につけることも大切です。これまで使ったことのないエフェクトやテロップの出し方を試してみるなど、新しいことを取り入れることで編集の幅が広がります。具体的には以下のようなことを意識しましょう。

  • 編集ソフトで使ったことのない機能を使ってみる
  • 使ったことのないエフェクトを使ってみる
  • 音の編集にこだわってみる(イコライジング、パン、効果音の入れ方など)
  • カラーグレーディングにこだわってみる
  • アニメーションやモーショングラフィックスに挑戦してみる
  • 3DCGに挑戦してみる
  • サムネイル作成にこだわってみる

Premiere Proを使っている人は、同じAdobeのAfter EffectsやPhotoshop、Illustratorといったソフトとスムーズに連携ができるため、これらの複数のソフトを使用することで動画編集の表現の幅を広げることができます。

■動画編集を副業にするためのノウハウも身につけよう

動画広告ネットでは動画制作に関する多くのノウハウを記事として掲載しており、動画編集を副業にするためのノウハウも学ぶことができます。無料会員登録を行うと、会員限定記事を読むことができ、一般には知られていないプロのノウハウを学べます。また、動画広告ネットを運営している株式会社ビジネスストラテジーでは、動画編集の業務委託も募集していますので、ぜひ弊社ウェブサイトの採用ページからご応募ください。

 

まとめ

1

準備を整える

2

案件を探し、受注する

3

実績を増やしポートフォリオを作成する

4

リピート案件など、継続して受注できるように努力する