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目的に合ったソフトを選ぼう!有料の動画編集ソフトオススメ5選

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動画編集を行うとき、有料ソフトと無料ソフトのどちらを使うか迷う人は多いと思います。
頻繁に動画編集を行う人や、質の高い動画編集を行いたい人は、ぜひ有料の動画編集ソフトの購入を検討しましょう。

この記事では、

  • 動画編集ソフトの有料・無料の違い
  • 有料の動画編集ソフトが向いている人
  • 有料の動画編集ソフトを選ぶときのポイント
  • 有料の動画編集ソフトオススメ5選

を紹介します。

対象者

  • 動画編集ソフトの購入を検討している方
  • どの動画編集ソフトを購入すればいいか迷われている方
  • 無料ソフトと有料ソフトの違い方知りたい方

などにお勧めです。

動画編集ソフトの有料・無料の違いと、有料ソフトが向いている人

有料の動画編集ソフトと無料のソフトの違いを確認し、選ぶ際の参考にしましょう。
また、どのような人が有料の動画編集ソフトに向いているのかを解説します。

無料版は機能が限定的

無料の動画編集ソフトは有料のソフトに比べて多くの機能が制限されており、簡易的な編集しかできません。

主に以下のような機能が制限されている場合があります。

  • エフェクトの種類・数
  • トランジションの種類・数
  • テロップや字幕のフォント・位置調整・アニメーション
  • レイヤーの数
  • BGMの種類
  • 音量調節
  • ナレーションの挿入
  • カラーグレーディング
  • エンコード
  • 高画質での書き出し
  • SNSやYouTubeへの自動投稿
  • 無料版はウォーターマーク(透かし)が入る

有料の動画編集ソフトは定期的なアップデートが行われる

有料の動画編集ソフトは定期的なアップデートやバグ修正などが行われます。
最新バージョンがリリースされたときに無料でバージョンアップできる有料ソフトもあり、バックアップ体制が充実しているのが有料ソフトのメリットです。

手の込んだ動画を作りたい人やこだわりがある人は有料版がおすすめ

手の込んだ動画を作りたい人や、こだわって動画を作りたい人は有料版がおすすめです。

以下の項目に当てはまる人は有料版の購入を検討するとよいでしょう。

  • より高度な編集に挑戦してみたい
  • 作業効率を高めたい
  • VR・CG・アニメーションなどの編集機能を使用したい
  • カラーグレーディングや音声を細かく調節したい
  • 4Kなど高解像度での出力がしたい

有料の動画編集ソフトを選ぶときに注目したい5つのポイント

有料の動画編集ソフトを選ぶときには以下の5つのポイントに注目しましょう。

パソコンのスペックをチェックする

動画編集ソフトを選ぶ際には、あらかじめ自分のパソコンのスペックを確認しておきましょう。

有料の動画編集ソフトは機能が多い分、パソコンにかかる負担も大きくなりがちです。
自分のパソコンのスペックに合わせたソフトを購入するか、使いたいソフトに合わせた十分なスペックのパソコンを準備することとよいでしょう。

特に以下のポイントはソフトを購入する前にチェックしておきましょう。

  1. 自分のOS(Windows/Mac/Linuxなど)とバージョン
  2. CPU(Core i5以上のもの)※4KならCorei7以上のもの
  3. メモリ(8GB以上・できれば16GB以上)
  4. SSD(HDDよりも読み込み・書き出しが速いため編集中の動画ファイルを保存)
  5. HDD(SSDよりも大容量のため完成した動画ファイルを保存)
  6. GPU(グラフィックボード)※ソフトによっては不要な場合もあるが、3Dを扱う際は必須

充実した機能性

有料の動画編集ソフトを選ぶときには機能面を確認しましょう。

特に以下の機能はソフトによって対応していない場合があるので注意してください。

  • 4K以上の編集・書き出しに対応
  • カラーグレーディング
  • HDR動画の編集
  • 他のソフトとの連携・互換性
  • VR動画・CG・360度動画などの編集

操作性の良さとUIのわかりやすさ

操作性の良さやわかりやすいUIも重要なポイントです。
操作がわかりにくいソフトでは、機能が多くても使いこなせない場合があります。

また直感的に操作ができ、ボタンやタブなどが多いものがおすすめです。
購入前に無料体験版をダウンロードできるソフトもあるので、機能や操作性を確かめてから購入すれば安心です。

自分の目的や用途に合わせたソフトを選ぶ

動画を作る目的や用途に合わせたソフトを選びましょう。
結婚式やイベントなど家族の記録用の動画を編集する場合は、テンプレートやエフェクトが豊富で編集が簡単にできるソフトがおすすめです。

映像作品を作りたい人やYouTuberとして本格的に活動したいという人は、4K以上の動画の編集や細かいカラーグレーディングができる高機能なソフトが適しています。
自分がどのような動画を編集したいかを考えて購入するとよいでしょう。

サブスクリプションか買い切りか

有料の動画編集ソフトには毎月の使用料を支払うサブスクリプションタイプと、一度代金を支払うと全機能が使えるようになる買い切りタイプがあります。
サブスクリプションは毎月払いと年間一括払いがあり、年間一括払いのほうが安くなります。

動画編集を頻繁に行う場合はサブスクリプションでもよいですが、そうでなければ買い切りのほうがお得になります。
自分がどれくらいの頻度でどれくらいの期間動画編集を行うか、よく考えてから選びましょう。

有料の動画編集ソフトオススメその1:Final Cut PRO

Appleユーザーで動画編集をしたい人やすでにiMovieを使ったことがある人には、Final Cut Proがおすすめです。
YouTuberの中でFinal Cut Proを使用している人も多いため、知っている人も多いのではないでしょうか。

iMovieに慣れたAppleユーザーにおすすめ

Appleユーザーには無料で使える「iMovie」がおなじみですが、iMovieではできないことが多く、使っているうちに徐々に不満を感じる人が少なくありません。
Final Cut ProはiMovieと操作の仕方やUIが似ているため、それまでiMovieを使っていた人なら簡単に乗り換えることができます。

iMovieに比べると、Final Cut Proは以下の機能が優れています。

  • 位置調節などテロップの自由度が高い
  • レイヤーの枚数が無制限
  • トランジションのバリエーションが広い(5倍程度)
  • エフェクトが非常に多い
  • カラーグレーディングが可能

直感的な操作が可能

Final Cut ProはAppleのソフトウェアの特徴である「直感的な操作が可能」というのが大きなメリットです。

iMovieから乗り換える人だけでなく、初めて動画編集ソフトを使用する人でも問題なく使い始めることができます。
YouTuberや個人的な動画を編集するのであれば、機能面でも不自由は感じないでしょう。

また、Final Cut Proは買い切りタイプのソフトなので、毎月の料金がかかることはありません。
通常価格は36,800円(税込)ですが、学生や教員なら「教育機関向けPro Appバンドル」という5種類のソフトのセットを21,818円(税別)格安で購入することができます。

なお、教育機関向けPro Appバンドルには以下のソフトが含まれます。

  • Final Cut Pro(動画編集)
  • Logic Pro(音楽制作)
  • Motion(モーショングラフィックスツール)
  • Compressor(エンコード)
  • MainStage(ライブ演奏用アプリケーション)

機能面で不満が出る可能性がある

Final Cut Proは使いやすい反面、プロレベルの動画編集を行うには機能面でやや物足りなさが残ります。
Final Cut Pro以上の機能を使いたい場合はAdobeのPremiere Proなど、他のソフトを検討してみましょう。

また、Apple専用のソフトなのでWindowsユーザーは使うことができません。

Final Cut Pro機能性チェック
4K以上の編集・書き出しに対応
カラーグレーディング
HDR動画の編集
他のソフトとの連携・互換性 (Motion、Compressor)
VR動画・CG・360度動画などの編集 (CG編集はMotionで行う)

有料の動画編集ソフトオススメその2:Filmora

動画編集を始めて間もない初心者にとっては、使い切れないほど多くの機能が備わったソフトよりも、操作性やUIがわかりやすいソフトを選ぶことが重要です。
FimoraはUIがわかりやすく直感的に操作でき、簡単な操作で動画編集ができます。

初心者にオススメの動画編集ソフト

Filmoraは初心者にオススメの動画編集ソフトです。

初めて動画編集ソフトを購入する人でもUIがわかりやすく、簡単な操作で動画編集ができます。
テンプレート・音楽素材・エフェクト・タイトル・トランジションなどがそれぞれ200個以上入っているため、組み合わせを楽しみながら短時間で動画編集をすることができます。

一方でカラーグレーディングや音声のイコライジングなどをこだわることも可能で、初心者から中級者まで幅広いレベルに対応しています。

買い切りタイプなのでお財布に優しい

Filmoraは「Filmora9」というエントリーモデルと、「Filmora Pro」というハイエンドモデルの2種類があります。
どちらもサブスクリプションの「年間プラン」のほか、買い切りの「永久ライセンス」の2種類の支払い方法があります。

Filmora9 年間プラン 6,980円/永久ライセンス8,980円
Filmora Pro 年間プラン13,980円/永久ライセンス21,980円

1年半以上使う場合は永久ライセンスのほうが安くなり、さらに長期間使うほどランニングコストが安くなるのがメリットです。

本格的な動画編集には物足りない

Filmoraはどちらのモデルも初心者に使いやすいソフトなので、機能面では他のソフトに比べてかなり制限されています。
そのため、動画編集に慣れてくると物足りなく感じるかもしれません。

特に本格的な動画編集を行いたい人はより高機能のソフトを検討しましょう。

ilmora機能性チェック
4K以上の編集・書き出しに対応
カラーグレーディング
HDR動画の編集 ×
他のソフトとの連携・互換性 ×
VR動画・CG・360度動画などの編集 △(CGはテンプレートのみ)

有料の動画編集ソフトオススメその3:Premiere Rush

Adobe「Premiere Rush」は人気ソフト「Premiere Pro」の簡易版という位置づけのソフトです。
簡易版ですが機能面が充実しているため、使用者の満足度は非常に高く、人気のある動画編集ソフトです。

Premiere Proの簡易版と侮れないほどの機能性

Premiere RushはPremiere Proに比べて機能が制限されている分、初心者でもテンプレートを使って簡単に動画を編集することができます。

主に以下のような機能が備わっています。

  • カット・トリミング
  • 拡大・縮小
  • レイヤー(4つまで)
  • トランジションの追加
  • アニメーションテキストの追加
  • アプリ使用中の写真・動画撮影(スマホ版のみ)
  • 音声の追加や調整
  • 自動音声分類・自動ダッキング
  • カラー調整
  • 再生スピードの調整
  • 書き出しとSNSへのシェア

また、非常に動作が軽いのもPremiere Rushの特徴です。

あらゆる端末で編集が可能

Premiere Rushはパソコンだけでなくスマホやタブレットでも編集が可能です。

iOS版とAndroid版のアプリをインストールしておけば、クラウドに保存したファイルをパソコンと共有して編集することができます。
自宅で途中まで編集したファイルを、出先でタブレットで仕上げることもでき、そのままSNSにシェアすることも可能です。

また、Premiere Rushは月額料金1,078円で利用できるのも大きなメリットです。

保存がクラウドのみ

Premiere Rushは編集中の動画をパソコンに保存することができません。
保存先はAdobeのクラウドストレージのみで、月額1,078円のプランを購入すると100GBのクラウドストレージがついてきます。

ネット環境がないと呼び出して編集をすることができないため、やや不便さを感じるかもしれません。
ただし完成して書き出した動画はパソコンに保存が可能です。

Premiere Rush機能性チェック
4K以上の編集・書き出しに対応
カラーグレーディング
HDR動画の編集 ×
他のソフトとの連携・互換性 ○(Premiere Proで編集可能)
VR動画・CG・360度動画などの編集 ×

有料の動画編集ソフトオススメその4:Premiere Pro

現在、動画編集ソフトの主流となっているのがAdobeの「Premiere Pro」です。
使いやすさと機能性を兼ね備え、動画編集ソフト選びに迷ったらPremiere Proを購入すれば間違いはありません。

業界標準として多くの人が愛用

現在の動画編集において、Premiere Proは業界の標準になっている動画編集ソフトです。
多くのプロの動画編集者やYouTuberに愛用され、高い評価を受けています。

本格的に動画編集を行っていくならPremiere Proに行き着くと言っても過言ではないでしょう。

非常に汎用性が高い動画編集ソフト

Premiere Proは動画編集をする上で「できないことはない」というほど多くの機能を持っています。
直感的な操作のできるUIや対応している動画・写真フォーマットが多いため、初心者でも使いやすいと高い評価を受けています。

3Dや精度の高いモーショングラフィックスなどは編集ができないため、After Effectsなど他のソフトと併せて使用する人が多いです。

サブスクリプションのみなので注意

Premiere Proは買い切りではなく、サブスクリプションであることに留意しておきましょう。
使えば使うほどランニングコストは安くなりますが、あまり使わない人には料金が高く感じられるかもしれません。

料金は「年間プラン(月々払い)」「年間プラン(一括払い)」「月々プラン」の3種類があります。
一括払いの年間プランなら、月額2,398円相当で利用することができます。

年間プラン(月々払い) 2,728円(税込)
年間プラン(一括払い) 28,776円(税込)
月々プラン 3,828円(税込)

ただし、後述の「After Effects」やPhotoshop、Illustratorを含む「コンプリートプラン」なら、月額6,248円で20本以上のAdobeソフトを使用でき、さらにクラウドストレージも利用可能です。

Premiere Pro機能性チェック
4K以上の編集・書き出しに対応
カラーグレーディング
HDR動画の編集
他のソフトとの連携・互換性 ○(After EffectsなどAdobe製品)
VR動画・CG・360度動画などの編集

有料の動画編集ソフトオススメその5:After Effects

ワンランク上の動画を作りたいという人は、Premiere Proに加えてAdobe「After Effects」の導入も検討してみてはどうでしょうか。
純粋な「動画編集ソフト」とは呼べないかもしれませんが、動画の表現の幅を大きく広げることができます。

モーショングラフィックス作成ソフト

After Effectsは動画編集の機能もありますが、メインとなる機能は「モーショングラフィックス」や「ビジュアル・エフェクツ(VFX)」の作成です。
動きのある文字やアニメーション、効果や画像・動画の合成などを行うことができます。

Premiere Proは動画を「横に並べて」編集するのに対し、After Effectsは動画とモーショングラフィックスなどの素材を「重ねて」編集したり新しい素材を作成することができます。

Premiere Proと組み合わせると表現の幅が広がる

After EffectsとPremiere Proは異なる働きを持っています。

After EffectsはPremiere Proではできないようなモーションを作ることができますが、逆にカットやトリム、音声の挿入といった動画編集はPremiere Proの方が得意分野です。
そのため、この2つのソフトを組み合わせ、簡単な編集はPremiere Pro、複雑な編集はAfter Effectsで行うことで、作業の効率化が行うことができます。

単体で動画編集ができるソフトではない

After Effectsは動きや効果を作り出すのは得意ですが、特に長めの動画編集を単体で行うことには向いていません。

After Effectsは「重ねて」編集するという特徴があるため、動画編集の基本であるカットを行うと、カットしたポイントの前後が別レイヤーになってしまいます。
そのため、きちんとレイヤーを整理することがポイントとなります。

After Effects機能性チェック
4K以上の編集・書き出しに対応
カラーグレーディング
HDR動画の編集
他のソフトとの連携・互換性 ○(Premiere ProなどAdobe製品)
VR動画・CG・360度動画などの編集

有料の動画編集ソフトを使いこなすためのノウハウも身につけよう

動画編集のノウハウを知りたいという方は、動画広告ネットのウェブサイトにオススメできる記事がたくさん掲載されています。
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まとめ

1

パソコンのスペックに合ったソフトを選ぶ(またはソフトに合わせたパソコンを使う)

2

充実した機能性

3

操作性の良さとUIのわかりやすさ

4

自分の目的や用途に合わせたソフトを選ぶ

5

サブスクリプションか買い切りか