皆様、こんにちは。経営航海士の上田です。
本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ここでは、リアルタイムで私が動いていること、感じていることを中心に、多くの方に気づきを与えられるコンテンツを提供していきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、初回は「最初に経営航海士として行うことは何か」です。
基本的に私はジョインさせていただいた後、まずは以下の5つのステップを通して、現在の組織状況を確認していきます。

  • STEP.01
    理念の再構築
    経営層にしかできない重要な仕事として、自分の想いをわかりやすいワンフレーズに落とし込む、という作業があります。これが経営理念やミッション、ビジョンとして、ステークホルダー全体に発信されていきます。 しかし、多くの経営者は雄弁で、思考速度もはやいため、結果的に“断片的な情報凝縮による”理念、となりがちです。さらに、スタートアップのような極めてはやい組織である場合、1年前に打ち立てた理念と、今社長がやりたいことが乖離していることも往々にしてあります。私たちは、1人ではでない視点や目線、客観的な壁打ちを通し、いかに社長のやりたいことを、簡潔なのに心に刺さるコトバにするか…を考えて取り組みます。 時には数時間にわたる議論の末、当初と全く違う世界に流れ着くこともあります。漂流することもあります。それでも、その過程に意味はあります。最後、たどり着いた“まだ見ぬ世界”を表した言葉、それこそが経営者にとって“真にありたい会社”です。
  • STEP.02
    事業構造の明確化
    在りたい姿が明確になっても、それを実現するには多くの障壁があります。その最大の障壁となるのが「ビジネスモデルの構築」です。 経営層は、想いを持つだけではなく、実際に社会に羽ばたかせる役割と責任があります。資本主義においていかに効率的に想いを伝播するか。そのカギとなるのがビジネスモデルです。私たちは、現実的に達成可能なビジネスモデルを描くお手伝いをします。極めてハイリスクハイリターンでもなく、単なる特徴が無い中小企業にも終わらないために、どのように経営資源を分配し、どのような市場を攻略していくのか。これらを1枚の絵として描いていくことで、理念と目標、そして行動がブレなくなります。
  • STEP.03
    事業戦略の可視化
    ビジネスモデルは極めて強力な武器です。但し、それだけで資源の調達はできません。なぜならカネの調達に必須な金融機関であれば資金計画書や財務資料を求めますし、ヒトの調達である採用戦略を考えたとき、ビジネスモデルだけでは自社で働く魅力に繋がらないからです。 私たちは、各々にあった表出物を準備するための底本となる“事業戦略書”の構築を支援の中心に置きます。なぜなら統一した見解こそが、ブランドへの安心感と信頼感、そして事業価値を生み出すと信じているからです。 マーケティングであればマーケティングプラン、採用であれば人事計画書をともに作っていきます。 その結果、あらゆるステークホルダーを漏れなく巻き込み、社会を変える土台を整えていくのです。
  • STEP.04
    戦略遂行チームの結成
    どんなに優れた戦略があっても、実行にはチームが必要です。特に現在は市場も事業も目まぐるしく変化する時代。だからこそ、それぞれの戦略に即した、実践的なプロジェクトチームを迅速に組閣し、戦略を前に進めていく必要があります。 私たちは、プロジェクトメンバーの最適構成の検討からはじめます。正社員と業務委託、外部パートナーを組み合わせ、必要なチームを最小コスト・最低リスクで進められる状態を整備し、目標への実務推進を行います。特にメンバー間の連携と信頼関係に重きを置いて進めることが特徴です。
  • STEP.05
    実務推進と飽くなき改善
    推進をきちんと行えば行うほど、問題は信じられないほどたくさん、また予想外に出てくるものです。その際、的確な意思決定と対処案を生み出し、いかにはやくチームを活躍させられるかは、リーダーシップにかかっています。 私たちは、期待を超える成果を目指し、プロジェクト運営を総合的に支援します。特にITツールを駆使して、円滑かつスピーディにPDCAを回すことを重視しており、目標に対しどのような結果が出たとしても、逃げずに対策を考え、改善行動に繋げていきます。

以上、5つのステップでした。 なぜこれを実施するところからスタートしているのか、はまた次回

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